もうすぐ「ポランカのキッチンクロス」が生まれます。
2021年10月、ポーランドのリネン工場で「ポランカのキッチンクロス」の製作がスタートしました。
リネンの生地作りを休んでいたこの2年間、この仕事をはじめた原点であるキッチンクロスを再び製作したいとずっと心に秘めていました。
糸選びから生地が織り上がるまで、日本に届いてお客様へお届けするまで、たずさわる人の気配が感じられるようなキッチンクロスを作りたい。
一度生地作りから離れたことで、大好きなポーランドで生地作りを続けていきたい気持ちを再認識することができました。
しかし、資金繰りの問題や在庫を抱えてしまうリスクなどを考えると前に進めないでいました。
そんな足踏みをしていた私の背中を押してくれたのは、ポランカを長年支えてくれているポーランド人の友人ゴシャでした。
「私が迷っている時にあなたは応援してくれたでしょ。今度は私が応援する番、頑張りましょう!」
skype越しに話をしていましたが、涙が止まりませんでした・・ゴシャの困った顔が忘れられません。
「親しい人が困った時に手を差し伸べることができる彼女のような人になりたい。」そう思いました。
ポーランドで生地作りができる環境があることに感謝して前に進んでいこう、未来の不安のために「今」を無駄にするのはやめようと、ポランカのキッチンクロスの製作を決心しました。
ポランカのキッチンクロスのデザインは、初めて製作したキッチンクロスとほぼ同じ、白をベースに細いストライプが入った3種類に決めました。
新たなスタートとなるキッチンクロスのデザインを一新することも考えましたが、当時一番人気だったストライプを再生産することにしました。
シンプルなデザインと歴史と職人の技術を背景に持つ、ポランカのキッチンクロスは、使えば使うほど愛着がわいてきて、暮らしにそっと幸せな気持ちを運んでくれると信じています。
将来的にはこのストライプを定番として、遊びのあるキッチンクロスを限定品として製作していくことを目標にしています。
今までは、商品として発売後に製作工程をまとめてHPに掲載するようにしてきましたが、
今後は起こるかもしれないトラブルも含めてドキュメント風の「ポランカのキッチンクロスができるまで」のメイキングブログを書いていきたいと思います。
ポーランドの工場での製作工程の写真撮影は、サンプルルームで働いているベロニカさんにお願いしました。とても張り切ってくれているのでベロニカさんの写真にも乞うご期待です。
それでは、「ポランカのキッチンクロスができるまで」のはじまり、はじまり。
polanka webshop:https://polanka.stores.jp/