待ちに待ったポランカのキッチンクロスがポーランドから2週間かかって、ようやく手元に届きました。
コロナ禍以前の国際郵便EMSであれば、遅くとも1週間以内には届いていたのですが、今回は2週間も掛かりました。
ポーランドから発送されて10日を過ぎたところで心配になり、追跡番号で調べてみたのですが、ポーランドを出た後の中継地点の空港で1週間近く止まっていることが分かりました。
日本の郵便局に電話で問い合わせをしたところ、「飛行機が減便されているために、貨物のスペース待ちで止まっている。」とのこと。
今までになく、不安と期待の心持ちで待ち続けたポランカのキッチンクロスのファーストサンプルでした。
ポーランドのリネン工場のミレクさんからは、「以前と変わらない高品質の生地に仕上がているよ:)」と連絡がきていたにも関わらず、荷物が届いてすぐにEMSの封を開けることができませんでした。
心を落ち着かせるために、届いた荷物を横にしてお茶を飲んだりして、後になって考えると我ながら可笑しくなります。
「ミレクさんの言葉通り、以前と同じ美しいリネンに仕上がっている!」
キッチンクロスの生地はサフィラン社のTEX83というリネン糸を指定していますが、このTEX83はサフィラン社にしかないスペシャルなリネン糸です。
予想以上といってもいい、美しい仕上がりのキッチンクロスを手にして、安堵と幸せな気持ちで飛び上がりたいような気持になりましたが、まだまだ途中経過だということを自分に言い聞かせて深呼吸しました。
縫製されたキッチンクロスは図面通りではありましたが、私の指示が抜けていたところもあり、修正してほしいところがいくつか見つかりました。ミシンの縫い目幅の指定やミシン糸の色の変更など、最終的な指示を縫製会社に伝えました。
そうそう、ポランカのキッチンクロス用の品質表示タグも新たに作ってもらいました。このタグはフックに引っ掛けることもできます。
イラストレーターで描いた版下の線が細すぎたのではないかと心配していましたが大丈夫でした。シンプルなキッチンクロスを引き立てるようなタグに仕上がっています。
前回のブログでも紹介しましたが、3種類のキッチンクロスは3列に並べてひとつの生地として織られています。3種類にカットする前のカット線が入っている生地には工業製品としての魅力を感じます。普通なら見ることができない製造の途中だからでしょうか。
何が起こるか分からない中での、ポランカのキッチンクロスのメイキングブログですが、良きご報告ができて一安心です。
さあ、今週からキッチンクロスの縫製に入ります。ベロニカさんには縫製会社の写真もお願いしていますのでお楽しみに!
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